「なぜ、レーザートーニングで肝斑(かんぱん)が改善するの?」
それは、治療で使うQスイッチYAGレーザー「メドライト」に秘密があります。

通常、シミ治療で使用されているレーザーのビーム(照射したときのレーザー光)は、ガウシアン型と呼ばれる山の形をしています。これは、ビームの中心が最もエネルギーが強く、中心から離れるにつれてだんだん弱くなります。このため、肝斑(かんぱん)にガウシアン型のレーザーを照射すると、エネルギーの強すぎる中心部は炎症を起こして悪化する恐れがあり、反対に端の部分ではエネルギーが弱すぎて効果があらわれにくいという欠点がありました。
これに対し、レーザートーニングで使用する「メドライト」のビームは、トップハット型と呼ばれる平らなレーザービームなので、強弱の差がなく、均一にムラなくエネルギーを届けることが可能になったのです。
QスイッチYAGレーザーは、もともとシミ治療でよく使われているベーシックなレーザーです。シミ治療の場合、シミの部分に限定してレーザーを当てます。
治療後はかさぶたになるため、ばんそうこうなどで1週間ほど保護する必要があります※。
ところが肝斑(かんぱん)の場合、ちょっとした刺激によってメラノサイトが活性化しやすい状態になっていますので、今までと同じようにレーザー治療をすると悪化させることがあります。
レーザートーニング治療では、広範囲に弱いパワーでレーザーを当てるため、メラノサイトを活性化させる原因となる刺激を起こさせることなく、メラニンを徐々に減らしていくことが可能です。
また、QスイッチYAGレーザーの波長1064nmは皮膚への深達度が高く、メラニンが蓄積されている層まで効果的にレーザーエネルギーを届けることができるのもポイントです。
※かさぶたが取れた後はシミのないピンク色の新しい皮膚になり、その後徐々にまわりの皮膚の色となじんできます。炎症性色素沈着と言って、逆に色素が濃くなることがありますが、半年ほどで落ちついてきます。その間のケアには十分注意します。